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忘れられた信仰は、忘れられない旅の思い出

¥60,000

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【国家が保証した価値は消えた。
しかし個人的な記憶は消えなかった。
その記憶が再び市場価値を生む。】

ハガキサイズの作品。

金銭としての価値が失効している旧紙幣を支持体として、水彩と顔彩を用いて制作しました。

この風景は、私が実際に「相棒」と2人で訪れ自分の目で見てきた奥多摩市の廃村・山奥の廃墟に基づいています。
実際に己の目で見た瞬間の感動に寄せ、リアリティを出すために敢えて、実際にはそこにあった石碑の文字などは描かずに表現しました。

哲学の文脈を拝借して分かりやすく語るならば、この作品はリオタール的な「大きな物語」と「小さな物語」の対比的な概念を意図しています。

この鳥居は2人で山の中を散策していた時に偶然見つけたもので、すっかり風化して木々に飲み込まれつつありました。

絶対的なものなんて何も無く、貨幣は長い時の中で失効し、忘れられた信仰も大自然が飲み込んでゆく。
それでも、自分にとって大切な思い出だけはずっと大切なまま自分の心に残り続ける。
例え記憶を失ったりして忘れてしまったとしても、その時間は無かったことになんて決してならない。
それこそが、お金なんかよりもずっと自分にとって大切な価値あるものなんだ。という制作意図があります。

また、これらの作品が現行の紙幣と交換され取引されることで「国家に価値を否定された紙幣が個人の創造や思い出によって再び価値を持つ」という脱構築的な遊び心を構成しました。

あなたが手に入れることでのみ、生まれ機能する物語がここにあります。
国家に否定された「価値」たちを、50銭という額面額以上で迎えてあげてください。
この反抗に参加してみませんか?
私と共に権威を、イデオロギーをハックしましょう。その内側から、品行方正に。

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